自然療法的病気の原因
自然療法的な視点で病気を語る時、病気の原因がウイルスや細菌であるという説は、じつは間違っていると考えることができます。実際、医師が処方する抗生物質はウイルスに対して何の効き目もないことが分かってきており、多くの抗生物質が消費されていても病人は増え続けているのが現実です。
また、病気の原因が遺伝的欠陥によるものだという考え方もあり、世界の様々な医療機関で遺伝子上の欠陥を操作する薬が研究開発されています。しかし、基本的に製薬会社が製造する薬は病気を治すためのものではなく、ウイルスや細菌にフィットして不活化し症状を抑えるための化学物質でしかありません。当然ウイルスは進化していくため、次第に薬が効かない種類が生み出されたり、薬の副作用により別の症状が引き起こされたりして、また新たな薬の開発が必要になりイタチごっこが継続されていくのです。
さらに現在では、ガンや糖尿病は外的要因で発生するものではなく、体内で発生する病状という考え方もあり、身体の中で異常で不自然なことが起こることで病気が生じると言われています。これを証明するものとして、野生動物はガンや糖尿病になることはないのに対し、人の保護下で育てられワクチン注射や薬物が日常にある場所で生きている動物は、人間と同じように様々な種類の病気にかかるという実験結果が報告されているようです。
そして、なぜこれらの病状が人間の外部ではなく体内で発生するかというと、自然療法的には体内のエネルギーバランスが崩れて免疫系が弱まることが原因の1つとされており、たとえば体内毒素の蓄積が多すぎたり、栄養不足の状態であること、電磁波の悪影響を受けていること、精神的ストレスを抱えていることなどが体内エネルギーバランスが崩れる原因となっています。もし体内のエネルギーバランスが取れていて免疫系がしっかり安定状態にあれば、基本的には感染ウイルスや病原菌により病気が発症することはないということなのです。
(参考文献: 病気にならない人は知っている / 幻冬舎,2006)