自然療法的食事の摂り方(甘味料など)
自然療法的食事の摂り方
普段から継続的に摂取する食べ物や空気から、体内に毒素が蓄積していきますが、その毒素を体外にデトックスする以外に、身体の中に入る毒素の量を事前になるべく減らしておくことが大切な考え方になります。
そこでここでは、主に毎日口にする食べ物や食事から取り込む毒素の量を減らすことに着目してみようと思います。
1. 水道水を飲まない
水道水には、微生物や雑菌の繁殖を防ぐために塩素などの化学成分が含まれています。そのため、飲料水としてはあまり適しておらず、どちらかといえばボトルに入って売られている純水ミネラルウォーターを飲んだ方が良いことになります。ミネラルウォーターの中でも、エビアンやコントレックスのようなミネラルを豊富に含む中硬水が、食事で不足しがちなミネラルを補給するという意味においても良い選択になるかもしれません。また、水道水に逆浸透膜浄水器や水蒸気蒸留装置などを取り付けて水を浄化する方法もオススメです。
一方、シャワーやバスタブ、プールを頻繁に利用する場合、水道水を飲むよりも数倍の毒素・塩素を皮膚から吸収して、肌の乾燥や免疫力低下、動脈壁の損傷による心臓病などを引き起こす原因と言われているので、利用できる場合はシャワーフィルターのようなグッズで水中の毒素を取り除く方法を考えると良いかもしれません。
2. 有機食品を食べる
普段食べる食事には、できるかぎり化学肥料や殺虫剤、除草剤などを使わずに栽培された食品を選ぶことが基本です。有機食品には残留化学物質が含まれておらず、栄養価にも優れている点が特徴です。またファーストフード店では、栄養価が感じられない化学物質を含むメニューを注文しないことが大切です。
3. 人口甘味料を食べない
人口甘味料は、人体に毒性がある人工的に作られた化学物質です。危険な化学物質で育てられたサトウキビから様々な栄養価を剥ぎ取った精製白砂糖と同じく、人体の栄養にならないどころか、血糖値の急な変化を引き起こして精神的な不健康を生みやすいと考えられています。また、シュガーフリー(砂糖0)やノンシュガーをうたった食品には、基本的に人口甘味料が使用されていると考えて良いでしょう。
もし料理で甘味料を使用する場合は、オーガニックの黒砂糖や未精製のハチミツ、ハーブのステビアなどを活用すると良いとされています。また、健康サプリメントを使用する場合は、「ベタイン」のような血糖やインシュリン濃度、虫歯などに全く影響を与えない天然甘味で作られた製品を選択すると良いでしょう。
4. 精製小麦粉を食べない
精製された白い小麦粉は、精製白砂糖と同じく栽培の過程で化学物質が使用され、自然状態で含まれていた栄養や食物繊維が見事に取り除かれています。そのため、インシュリンの急上昇による便秘の発生や、血糖値の急な変化を引き起こして精神的な不健康を生みやすいと考えられています。
5. アスパルテーム・グルタミン酸ソーダを食べない
アスパルテームとグルタミン酸ソーダ(MSG)は興奮毒に分類される物質で、頭痛や記憶力の減退、子供のADHD(注意欠陥多動性障害)、うつ病、てんかん、多発性硬化症、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、心臓異常など、主に脳・神経系に害を及ぼす原因物質であると言われています。
6. 硬化油を食べない
硬化油はトランス脂肪酸と呼ばれるもので、液体油の不飽和脂肪酸に水素を添加して作られています。身近な食べ物としては、マーガリンやショートニングが挙げられますが、動脈壁を傷つけて心臓病の原因になったり、内臓機能を著しく低下させる作用があると言われています。
7. ホモジナイズ乳製品を食べない
ホモジナイズ処理や超高温殺菌処理が施された乳製品は、人体に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。
8. 電子レンジを疑う
電子レンジは、一度冷えてしまった食品を再び温める非常に便利な機器ですが、専門家の中には電子レンジにより様々な食品が毒性を含むエネルギーを浴びてしまうと考える人たちもいます。これにより、免疫力が低下してうつ病や不安神経症の原因になる可能性も指摘されているので、少し頭の片隅に知識として入れておくのも良いのではないでしょうか。
(参考文献: 病気にならない人は知っている / 幻冬舎,2006)